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【まずやるべき】理学療法士を辞めたいと思った時に考えること

【まずやるべき】理学療法士を辞めたいと思った時に考えること

こんにちは。カオリコです。

ここを読んでいる方は少なからず、お仕事を辞めようかな…と考えている方ですよね。

理学療法士に向いてないのでは…

人間関係が悪くて、もうこの病院(施設・企業)ではやっていけないや…

 

様々な思いがあると思います。

しかしまずは落ち着いて。

1番やってはいけないことは、「こんなとこ辞めてやるー!」と後先考えず辞めてしまうことです。

まずは、自分が「仕事(理学療法士)を辞めたい」と思う理由について考えてみましょう。

理由を深堀

  • 知識・技術が向上せず、怒られてばかり。向いていないのでは…。
  • 休みが少ない。有給がとれない。忙しい。残業が多い。
  • 給料が安い。
  • 人間関係が良くない。
  • 体力的にすごく疲れる。
  • 患者さんと話すのが億劫。
  • 勤務する限り勉強し続けなければならないのがイヤ。

 

この中に、自分に当てはまる理由はあったでしょうか?

実は上の5つは今の職場を辞めたい理由、下の2つは理学療法士を辞めたい理由に分かれています。

貴方はどちらに当てはまっていますか?

 

今の職場を辞めたい理由であれば、上司への直訴や、同職種での転職が解決策として挙げられます。

ただ、理学療法士自体を辞めたい場合であれば、他職種への転職が必要です。

ですが私自身、運動指導をしてきた経緯から、OLをやってみようと思い履歴書を送ったときには、書類選考だけで12社落ちました。

健康運動指導士(理学療法士)資格というのは、一般企業ではあまり意味のないものです。

根気強く転職活動をする必要があります。

 

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PTOTSTの転職なら【リハのお仕事】

 

今の職場を辞めたい場合

今の職場を辞めたい場合、上司への直訴同職種の転職の2つ解決方法があります。

まずは上司へ直訴してどうにかならないか解決法を探ってください。

どうにもならないのであれば、同職種への転職が視野に入ってくることになります。

上司への直訴

具体的に整理してから、上司に話に行ってみましょう。

例えば「給料が少ないんです。上げてくれませんか?」ではなく

もっと詳しく

「現在の家賃・生活費等で16万円かかります。ライフプラン※1を作成したところ、現在の手取り19万円では、子どもを大学まで行かせてあげられませんし、旅行にも連れて行ってあげられません。手取り21万円あれば生活が楽になるのですが、なんとか給与を上げて頂くことはできませんでしょうか。」
※1 ライフプラン…人生のお金の計画書

このような言い回しであれば上司も、ただ言っているだけではなく本気なんだな、と思うはずです。

これだけ言っても無理だと言われるのであれば、転職してしまった方が早いです。

功績を上げれば上がる…などと言われた場合も同じです。

功績を上げるチャンスっていつ?上司の言う功績ってなに?

そこと生活がひっ迫していることは別問題です。転職しちゃいましょう。

その他の理由でも同じです。

忙しいのであれば、忙しい理由と忙しいとダメな理由(もっとゆとりを持って患者さんと接したい、残業が多くて趣味ができない、子育てに参加できない等)を加えて、直訴してください。

怒られてばかりであれば、自分は毎日頑張っていること、家でも調べ物をしていること、自分の知識技術不足はわかっているが、叱咤されるとメンタルが落ち込んでしまうことを正直に話して思いをぶつけてみてください。

同職種への転職

上司への直訴が叶わなかった場合、もしくは上司とそんな話はもうしたくない場合、転職してしまいしょう。

手に職があれば安心…とはよく言ったもので、同業界での転職自体は難しくはないでしょう。

ただ、希望条件に合う求人があるかが転職の問題ですね。

まずは同職種で働ける場所はどれくらいあるのか見ていきましょう。

 

病院

急性期・回復期など治療するための機関です。

医師や看護師、薬剤師、MSW、CWなど多職種と連携を取って患者さんのリハビリを進めていく必要があります。

カオリコの勤務先はこれに当たり、PTだけで40人、病院の従業員としては400人おり、色々な性格のスタッフがいますので、人間関係も派閥があったりと中々気を遣う場面もあります。

定時後の勉強会もありますね。

様々な患者さんを担当する中で、中枢や整形、もしくはデイサービスや訪問リハビリ、スポーツリハビリなど興味のある分野が出てきて、転職していく方も多いです。

 

老人ホーム

在宅での生活が困難になり、介護が必要な状態となった高齢者が生活する施設です。

積極的なリハビリテーションは実施しないことも多いですが、患者さんのQOL向上を追求していくという意味では様々な工夫が必要です。

公的施設と、一般企業が運営する施設の2種類があります。

 

介護保健施設

急性期(回復期)を経ても在宅復帰が叶わない場合、短期間入所を前提に在宅復帰を目的としてリハビリテーションを行う施設です。

ここで在宅復帰が叶わない場合は老人ホームへ入所せざるを得ないため、PTは積極的にリハビリテーションを実施していかなければなりません。

しかしそれが達成感ややりがいに繋がることも多いでしょう。

 

デイサービス

一般企業が運営する施設で、朝夕と高齢者を送迎し、日中での介護サービスを提供する施設です。

食事や入浴・レクリエーションが主ですが、リハビリ特化型の施設も増えてきています。

利用者の送迎時間が決まっているのでイレギュラーな残業はないことが基本ですが、スタッフが少ない施設は雑用も多く、そういった面で残業があることがあります。

 

訪問リハビリテーション

利用者の自宅に訪問し、その場でリハビリテーションを行うサービスです。

近年、在宅医療が注目され始め、転職者が増えている傾向にあります。

自宅にてリハビリテーションを実施できるため、導線の訓練や福祉用具・自宅環境のアドバイスがしやすいです。

しかし医療機器が限られており、介護度の高い患者さんであればリハビリテーション実施の際の介助量が多い場合や満足のいく訓練ができない場合もあります。

 

クリニック(整形外科)

外来の患者さんへリハビリテーションを提供する施設です。

短時間で成果を出し、在宅トレーニングのアドバイスを行います。

一人当たり20分で評価・訓練・評価・アドバイスを行うことが多いため、非常に知識とテクニックが必要な印象です。

年間休日数は少なく、また昼休憩が長く(3時間等)退勤時間が遅い傾向にあります。

院長との距離が近いため、院長次第では「合わない!」と思うこともあるかもしれません。

 

スポーツチーム専属PT

PTとしてかなりの知識や技術、スポーツトレーナーの知識も必要になります。

特に学生や新人で理学療法士のイメージを持たれている方は多いと思いますが、求人数が少なく狭き門であり、新卒や新人で就職できる可能性は少ないでしょう。

選手の怪我へのフォローはもちろん、パフォーマンスを向上させるための個々の訓練メニュー、身体のメンテナンスも行う必要があります。

専門学校では習わない部分ですよね。

ただ憧れは強い方も多いと思うので、しっかり病院やクリニックで実績を積みつつ、傍らでスポーツ業界に顔を広げていくと良いでしょう。

 

なんとなく「こういう施設良いな…」と思ったら詳しく調べてみてくださいね。

 

理学療法士の転職サイトは以下がオススメです。

私も新人の頃登録して、今も度々「希望の条件の求人がありました」とメールがきます。
理学療法士/作業療法士専門の転職支援サービス
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理学療法士を辞めたい場合

やっぱりどれもピンとこない…理学療法士自体やりたくない。

 

そういった方は多職種への転職となりますね。

私もバイトを含め様々な仕事をしてきましたが、どれも楽しかったです。

スポーツジム、焼き肉屋、子どものプール教室の先生、健康増進施設でヨガ・ストレッチ・エアロビ、IT企業のプロバイダ事業の窓口、キャバ嬢(笑)…。

せっかくの理学療法士の資格がもったいない…とは特に考えなくて良いと思います。あなたが今楽しく仕事ができることが優先ですからね。

特に職種を問わないのであればハローワークや求人案内でも良いと思いますが、理系の知識を生かせる求人サイトも紹介しておきます。

理系専門転職サイトUZUZ

 

いかがでしたでしょうか?

あなたが今辞めたい・仕事に行きたくない理由の深堀と解決策は見つかりましたでしょうか?

精神的にまいってしまって、行動する気力も失くしてしまっているかもしれませんが、一呼吸おいて、紙に書き出してみるのも頭の整理ができて良いですよ。

 

 

あなたが楽しく仕事ができるようになりますように!

お悩みの解決の糸口になりましたら幸いです。

 

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